2023/12/21

卒業生が訪ねて来てくれた 2

昨日のビデオメッセージの続きをお話しよう。もうひとつ話したことは、「夢」に関してである。出来れば、自分のやりたいと思っていることを生業と出来るなら、それはそれで素晴らしいことだと思う。

だが、現実は自分のやりたいと心の底から願っていることが、実現されることの方が珍しい。大概、自分の想定外の所で、自分の人生は展開される。さ~て、では自分の好きなことや興味あることとどう向き合えばいい?

「夢」を諦めるな!とか「夢」を大切にしよう!といったことが、よく巷で言われているけど、「夢」というのは「諦める」ものではなく、「大切にする」ものでもない。夢は、「諦めさせられる」もの、あるいは「諦めざるを得ない」ものだというのが、「夢」の実態である。

つまり、夢がついえたところで、初めて現実に打ちのめされ、挫折感や敗北感を味わう。夢に打ちのめされる現実。それが大方の人生だと僕は考える。そこからこそがホントの人生だと思う。じゃあ、そういう傷つくことから避けるために、初めから夢を見ない?夢なんて考えない?

これじゃあ、人生詰まんないように思うけどね。何でもいいよ、この平和で自由な国に生を受けたことに感謝して、今こそ自分が本当にしたいこと、世間体なんか無視して、トコトン自分の夢を掴むために時間を費やす。そういった生き方を、まだまだ貫いてほしいと思う。失敗を恐れずにね!

最後にね。もうひとこと。人生白けちゃダメだよ。白けた人は、残念ながら仲間から取り残されてしまうからね。そこだけは気を付けて!

ビデオメッセージでは、そんな話だったように思う。以上である。明日は終業式である。