2023/10/29

久しぶりに授業をしました

おやすみのひと時をいかがお過ごしだろうか。さて、先週は高校2年生の研修旅行が無事終了。北海道、沖縄それぞれの地で多くの想い出と経験を重ねたことと思う。ご家庭での会話も弾んでいるのではなかろうか。

その間、私も久しぶりに授業の代行をさせてもらった。生徒からの意見や学校生活の感想、校長への質問など。中学3年生に無記名で自由記述をしてもらい、私自身が回答する時間を少しもらった。生徒の生の声が聞きたいという思いからである。

どうして勉強しなければいけないのでしょうか?という質問。それに対して私はこう応えた。今から150年以上も前の江戸時代。ご存知の通り、身分制度がはっきりしていて、職業選択の自由はなかった。多くの国民は、小さい頃から勉強することも認められず、ただひたすら労働力として、朝から晩まで働くことだけが求められた。食事も貧しいものだった。

今は誰もが好きな仕事をすることが認められているし、美味しい食事をすることも出来る。現代社会で自分の将来の可能性を広げるには、勉強してその座席を確保するしかない。なぜなら、好きな仕事って人気が高いからね。だから少しでも、自分の可能性を広げ、人生のアドバンテージを掴むためには、勉強することが近道なんだと気付いた人たちが、一生懸命勉強しているんだよ。

毎日食べるものも食べられず、苦しい労働に明け暮れる昔の生活に比べれば、勉強で人生を切り拓ける現代の選択の方が、苦しみは軽いように思うが、いかがかな?

それ以外にも時間のある限り、出来るだけたくさんの質問に、回答した。また後日、生徒ひとりひとりに私の回答を届けたいと思う。